2010年09月03日

あるたずね人の話

なぜか、俺はしょっちゅう知らない人に道をたずねられる。

他にも人がいるのに何でいつも俺なんだろうかと思うが、これも一つの才能として受け入れ、道を知ってる限りは丁寧に説明してあげるようにしている。

この才能(?)は日本だけにとどまらず、外国に行っても道を尋ねられるし、前にも書いたが日本にいてもインド人に「美味しいカレー屋」を訪ねらて「逆に俺がお前にたずねたいわ」って思ったり、外国の観光客からもやたら道を尋ねられてしまうワールドワイドな才能なのである。


自慢ではないが







英語を話せるような知的な風貌はまったくしていないのに。


幸い韓国人観光客には、ある程度は道を教えることができて、世間話しをして仲良くなるくらいの言語能力はある。

英語はさっぱりだが俺の経験上「ストレート」「ライト」「レフト」「タクシー」「ステーション」この5つの英語でだいたいは教えることができる。


本当に困るのがそれ以外の国の言葉。


こないだ「イオン」で買い物をしていたら、前から鮮やかな民族衣装を身にまとったアフリカ系外国人観光客が俺の方を見ながらズンズン近づいてくる。


俺はあわてて目をそらす。


夏になると日に焼けて黒くなる俺は以前タイ人の観光客に手を引かれて観光バスの集合場所まで連れていかれそうになった経験がある。


さすがにアフリカまでは大丈夫だろうと、念のため腕の色を確認してみる俺・・・


アフリカ系の人、やっぱり俺の前で立ち止まり腕を広げ何やら話しかけてくる。

アフリカにはクワニャマ語とかンドンガ語とかチョクウェ語とかたくさん言語がある。




「○△×☆■×☆△○●〜」







ごめん、完全にナメック星の言葉にしか聞こえないや。


っていうか、イオンでこの言葉を知ってる人と出会う確立って低いと思うが・・・・



しかし、何だか本当に困っている様子のアフリカの人。


なんとかしてあげたい。



実は人間と人間のコミュニケーションは、会話で成り立っているのが20%で、実は残りの80%は言葉ではなく動作や表情でコミュニケーションが成り立っていると言われている。





「えーい、言葉はわからんが、表情や動作で理解してやる」

となったわけである。



あまりにも困った表情なんで他の観光客とはぐれたのかと周りを見ると、ジョーシン電気の前で同じ民族衣装をきた人たちが爆笑しながらオードリーの春日が出演しているテレビを見入っていたので迷子ではない。



困っているアフリカの人は両手に10円玉を1枚づつ持っていて俺の目の前に近づけ、その10円玉の裏と表を交互に向けながら、大声でずっと例の言語で話している。



動作を見る限りは














「タネも仕掛けもありませーん」

に聞こえてくる。



俺に手品を見せたいのか??






10円玉で連想してみる。


ふと、アフリカの人の横を見ると公衆電話があった。


(謎が解けた!彼は電話がしたかったんだ)




アフリカの人の手を引き、公衆電話前まで連れて行ってあげて、コイン入れを指差し、お金を投入し受話器を耳にあてがうジャスチャーをしてみせた。



アフリカの人は俺の一連の動作を静かに見ながら、笑みを浮かべて一言



















「NO!」とそこははっきり英語で否定。



相変わらず10円玉2枚をも持って何やら話してくるアフリカの人、それをずっと見て色々連想するが何も出てこない。


アフリカの人も何だかあせっている。



もう、あんまりわけがわからなくなってパニックになる俺。



とりあえずポケットに手を入れて
















俺が持っている10円玉とアフリカの人が持っている10円玉を交換。


双方の頭の中は「????」


動きが止まるアフリカの人。結局、お互いがまったく腑に落ちない表情のままお別れをさせてもらった。




しかし、あのアフリカの人は何に困っていたのだろうか、いまだに謎なのである。













posted by ぺっくん at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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