先日、一泊二日で丹後松島の間人(たいざ)ってとこに行ってきた。
間人といえば冬になると蟹で有名。
すっごい中途半端な時期ではあるが、
釣り好きの俺としては海以外の旅は考えられないので、日本海側で魚影の濃い丹後半島を選んだのである。
ただ、天気予報は二日間とも雨。
最近、会議やら打ち合わせに限って晴天なのはなぜだろうか・・・
仕方が無いのでベタな
観光に切り替えた。
一日目。
ぶどう狩り

受付でハサミとバケツ、虫除けスプレーをもらってほとんど貸切状態でブドウを狩った。

こんな感じのブドウがたくさん実ってて甘いのなんのって10房くらい食った。しかし、だんだんと飽きてくる。
味に飽きてきたのではなく、狩るのに飽きてきたのだ。
ただ、実っているブドウをハサミでむしり切ってブドウを食うだけの繰り返し。釣り師=ハンターの俺としては退屈でしかたがない。
“狩り”と言うのだから、せめて−
ブドウが逃げてくれればもっと楽しいのに。あと、のどかな場所にも行ってきた。

4万本の色鮮やかなコスモス畑と俺って思いっきりミスマッチだと思うが、「野に咲く〜♪」って裸の大将のBGMさえあれば、まんざら俺もミスマッチでは無いようだ。
ここでは初めて手作りパンとバター作りにチャレンジ。
パン作りって難しいがとっても楽しい。
俺の中では「ドラえもん」パンを作ったつもりだったのだが、焼き上がってみると

古代の部族が呪術か何かに使う仮面のようなパンができてしまった。
形は奇妙でも味はバツグンに美味しかった。手作りパンは今度、家でもやってみたい。
さて、旅の楽しみといえば食い物。
蟹の季節では無いにせよ、魚やエビや豊富な海の幸を堪能。

(夕食)

(朝食)
何がすごいって、ここに出てくる魚介類は全部、旅館の素潜り名人である漁師さんが取ってきたもの。
食事中、「失礼します!」ってその漁師さんが部屋にやってきた。かなり年配の方だが、たくましい体に真っ黒に
日焼けしていかにも漁師さんらしい。
俺の方を見るなり
「あなたも漁師か何かですか?」
「いや、俺が黒いのは内臓からですわ」
俺の祖母は済州島の尼さんだった。DNAレベルで俺から何か感じるものがあったのか、漁師さんは部屋から出ようとせず延々と話を続ける。
毎日、海に潜っていること、どこに魚が寝ている場所、ご飯は晩御飯しか食べないこと(夢中になってて食事を忘れる)
あげくの果てにその漁師は俺の部屋で柔軟体操を始めだした。しかもタコのように柔らかい。
年齢を聞いてみた、ぶーっと米を噴出しそうになる
88歳。90歳近い年齢で毎日、深海に素潜り?
森光子と同じ怪物。
70年以上、毎日海に潜ってるそうだ。
腹が減るのも忘れるくらい夢中になって海に潜り続ける。
「だって毎日、海に潜るのが楽しくて仕方がない。何よりお客さんが喜ぶ顔も見たいしね」90歳近いおじいさんが
子どものように無邪気に笑う。
心から長生きして欲しいなって思った。
二日目。
大阪まで帰りがてら天橋立に。ベタな観光でなんだか恥ずかしい。
ここって日本三景だそうである。
ただ、俺的に一番驚いたのは、

情緒あふれる昔ながらの橋。
ところが、この橋、川に船が通ると

根元のモーターが作動し、平行に回転しだすのだ。船が通るとまたウイーンとモーターが作動し何事もなかったように橋に戻る。
情緒も何も無い、ハイテクな橋。なんか複雑な気分になった。

アサリ丼を食った。美味かった。
何で
旅行ってこんなに食えるのかって不思議になるほど二日間食った。
心なしか写真を見比べると一日目より二日目の方がぽっちゃりしている。
続いて伊根の舟屋ってとこに行ってきた。

釣り好きならヨダレが止まらないほどの好釣り場。
晴れてたら間違いなく釣り糸をたらしてたやろうな・・・
伊根町は面白くって家に船のガレージがありそれを舟屋という。
周囲5キロメートルの湾に沿って230軒くらい舟屋があるから壮観だ。
舟屋を見た感想はただただ羨ましい。
ベランダから釣りをするのは俺の長年の夢だったし、朝起きて一階に船なんて夢のような家じゃないか。身をよじりたくなるほど舟屋が欲しい。
ただ、ガレージに入れるのは今のところ
白潮丸しかないのだが。続いて車を走らせ兵庫県出石町に行ってきた。

伝統や風情のある街並が並びすっごく良いところである。

このような伝統家屋がずらーっと並んでいる。時代劇の
セットのような家だが人も住んでいるのだろう。
ただやっぱり伝統を守ると言いながらも古い家屋だろうから、内心はリフォームしたいんやろうなCMの三井ハウスみたいな家を建てたいて思ってるんやろうなって勝手に住んでる人の心を想像してみる。
そんな中、新築の家を発見。
やっぱ空気を読んだ家。あと出石と言えば出石そば。

なんと薬味はウズラの卵でなく鶏の卵、それにトロロ芋。理由は知らんが5皿に分けられたそば。
もう、最高に美味い!よし!もう一軒だ〜!
はしご酒ならぬはしご蕎麦。
ただ、周辺だけでたくさんの出石そば店がある。片っ端から食っていきたいとこだが「わんこそば大食いチャンピオン」でも無いかぎり難しいだろう。
鶴橋の韓国料理屋も当たり外れがあるように、地元の人が知っている美味しいお店ってあるはずだ。
聞き込み調査として老舗の煎餅やさんで、笑えるくらいの特大
チーズおかきを購入し気がいい店主に蕎麦屋の情報を聞いてみる。

「入り組んだ路地に普通の家っぽい蕎麦屋さんがあるからそこに行ってみな」
煎餅屋の主人に言われたとおりに行くと、本当に普通の家のような蕎麦屋さんが現れた。親戚の家に入るように家の中に入る、歴史のあるお店のようだ。かなり期待できる。

やっぱり卵にトロロ芋。
しかしその味は
大当たり!蕎麦屋はどこも同じではないことを改めて知った。その後もおかわりして、最初の店とあわせて20皿は食った。これ食ったらコンビニのざるそばは食えなくなるな。
今回は初めて釣りをしない旅行であったが、ベタな観光や
グルメもたまにはええもんやと思った。
京都丹後〜兵庫出石コースはマジでお勧めでした。